内藤忠行 |Tadayuki Naitoh

Solo Exhibition

写真の彼方

 

Exhibition:July 22 – August 15, 2023

Online Store:July 22 – August 20, 2023

(Closed: Thursday)

1:00PM ~ 7:00PM (Last Day ~5:00PM) 

 

Anicoremix Galleryでは7月22より8月15日まで、写真家内藤忠行の個展「写真の彼方」を開催いたします。

内藤は日本を代表する写真家で、「ジャズ」「アフリカ」「日本の庭園」「桜」のシリーズに代表作が多数あります。

「ジャズ」では特にマイルス・デイビスの専属カメラマンとして日本公演やプライベートショットを多数残し、マイルスからも「最高にクレージーなやつだ!」と称賛されていました。さらにジャズの故郷「アフリカ」を旅して撮影したことから“ゼブラ”という愛称で呼ばれることもあります。

また、女性誌で長きに渡り日本を代表する寺社仏閣の庭園を採り続けた「日本の庭園」シリーズでは、それまでのアグレッシブな作品から一転して静寂を切り取る手腕に注目が集まり、「桜」をコラージュした作品は東京都写真美術館のパーマネントコレクションにも選ばれています。

本展「写真の彼方」は千利休が遺した「二畳」の茶室のような小さなギャラリーを広大な空間と見立て、そこに1964年から昨日まで撮った写真を詰め込みながら、その変遷をつないでみよう、という発想から始まりました。

JAZZ,MilesDavis,NewYork,Africa,Garden,Noise,Cloud,Rhythm,Wall,Symmetry…
展示しきれなかったものについてはオンラインショップでも見ていただけるようにいたしました。

さらに、今回の目玉としては、4/5~8/28までフランス、ルイ・ヴィトン財団美術館「Fondation Louis Vuitton」 にて開催中のBASQUIAT×WARHOL展の公式カタログに掲載されているバスキア、ウォーホル、クレメンテのポートレートを展示、販売いたします。これは1985年にニューヨークで撮ったもので、3人の描いた一枚の作品の前に全員がおさまった 貴重な作品です。

 

長年フィルムで撮って来た俺にとってデジタルカメラと技術の進化によって写真は、紙媒体やギャラリー展示という形態から、一瞬にして世界に向けて発信することを可能にしてしまった。俺にとって「写真の彼方」とは新しいテーマを見つけることばかりではなく、デジタルとアナログの融合を含め、表現の仕方、見せ方の問題になっている。写真を通した新しいコミュニケーションの在り方がこれからさらに生まれてくることを予感しながらどういう形で表現していくことなのか日々考え、突き進んでいるところだ。次回は、10年程撮り続けて来た「雲」をキャラクターに見立てた作品群とAIとのセッションを考えている。

1964年7月10日、日比谷野外音楽堂でウィントン・ケリーのシルエットを撮った。
それが俺の写真のスタートだったな。
16、7歳の頃から青白いタバコの煙が漂うジャズ喫茶の無言の空間が俺の最高の居場所になった。
日々、ミュージシャンのサウンドが巨大なスピーカーから俺の未開の鼓膜に
「俺はこう感じてるけどお前はどうなんだ」
といつも問いかけて来た。
写真なら、その感覚に答えられると直感したよ。
だからジャズが俺を写真家に導いたと言って良い。
その後、ジャズと写真の本質と精神を求めてニューヨーク、ニューオリンズへ。そして1974年に初めてのアフリカへと飛んだ。ゼブラはアフリカの中で最も音楽的だと旅立つ前から直感していたね。白と黒の縞が不連続に連続していてダイナミズムもありジャズ的なんだ。

ゼブラをジャズる。

それを写真で音楽的にどう表現するかが最大の目的だった。結局ゼブラには14年の歳月を費やすことになったよ。
旅はやがて世界へ、それも僻地と言われるような場所へも広がっていった。
それらのプリミティヴな地域の音楽、文化、習俗に数多く触れたんだ。
そこで感じたことの記憶が地層のようになり、それが新たなテーマと結びつく時がある。そうやって常に俺は変化し続けてきた。
もちろんマン・レイなどから影響を受けて来たけれど何と言っても一番の師はトランペットの詩人、マイルス・デイビスだ。彼の唇と指先から発せられる音色とフレーズから生まれる、まるで愛撫のような感覚、自らの音楽のスタイルを6回も変えながら進化し続けるスタイルに影響されたんだ。
以後、日本人としてのアイデンティティーに回帰するように桜、庭へとテーマを変えながら今は雲という壮大なテーマに取り組んでいる。
約60年に渡り写真を撮り続けて来て、いつの間にか82歳になったことに感謝しているよ。
そして、いつでも全ての俺の写真の根底にはジャズがある。

内藤忠行

 

昨年末には一般社団法人日本ジャズ音楽協会より、長年の功績が認められて写真家としては初めて「日本ジャズ会長賞」を受賞しました。

バスキア、ウォーホル、クレメンテのポートレートのみならず、内藤の写真の根底に流れるジャズを、その目で、心で、感じていただければ幸いです。

ONLINE SHOP

OPENING July 22 @ 1:00PM

内藤忠行|Tadayuki Naitoh

写真家

1941年、東京浅草生まれ。ジャズと出会いそのフィーリングとバイブレーションを映像化すべく写真家を志す。マイルス・デイヴィスなどオリジナルなスタイルを創造した天才ミュージシャンから学んだ表現方法を写真に応用し、精力的にコンサートライブを撮り続け、多数のレコードジャケットを手がける。

本場のジャズシーンに接するうち、そのルーツであるアフリカへと導かれ、この大いなる大地への愛と理解と感動を【アフリカの歌】などの作品集にて発表。アフリカへの旅を重ね、シマウマのモチーフを繊細かつ大胆に表現した【ZEBRA】においては、ストレートなカラー写真から、コラージュやソラリゼーション、多重画面などを駆使したシンメトリーな抽象表現までを自在に用い、「スピリチュアル」「モダン」「プリミティブ」の融合という、彼の写真に一貫して流れる特徴を確立させる。赤道直下の国々やアラスカ、ヒマラヤ周辺など異なる文化圏へ世界規模に取材し、観察と空想とジャズ的写真の冒険を繰り返すことにより生まれた膨大な作品群は、写真集、雑誌での発表にとどめることなく、映像、造形、テキスタイルなど多様に展開させていった。

その後、そうした体験と眼差しに対比させるかのように自らのアイデンティティを追及。日本の美の象徴とも言うべき〈桜〉、〈庭〉というテーマに斬新に取り組む。アニミズムや曼荼羅と、日本人としての自然観と装飾性を結びつけた幻想的な桜の世界は、着物を連想させる「T字型12面シンメトリー」の無限の奥行きの中に、上品で雅でありながらも妖艶な魔性を潜ませた【SAKURA-COSM】に結実する。四季折々の自然と感応し美を表出させる〈庭〉では、日本人の美的DNAの潜在を表現し、ADC賞を受賞したCD-ROM【京の庭】をはじめ高い評価を得る。

静寂な庭に宇宙のリズムを感じ、それをフィルムに写し撮っていく過程で本能的に出会った、〈蓮〉という被写体を21世紀のスピリチュアルなキーワードとし、実存しない青い蓮の世界に「愛と平和」への祈りを込め発表した「Blue Lotus」シリーズは、その美しく幻想的な蒼い光に見る者を包み込むことにより、時空を越えた生命の普遍的なメッセージを発信することに成功している。

新たな表現への欲求は留まることなく、「視覚と聴覚の相乗」をコンセプトにしたフォト・ユニット「PM-X」を主宰、様々なアーティストとのコラボレーションを意欲的に行っている。

2005年、スワミナサン財団(「緑の革命の父」と謳われるスワミナサン博士が、貧困・飢餓を根本的に解決するため設立した財団)によるプロジェクトの一環、「モダン・マスターズ・オブ・フォトグラフィー/ジャパン」の12人の写真家の一人に選出され、その草の根的支援活動に賛同し「Blue Lotus」を寄贈。

PROFILE
出版
1970年 写真集「日野皓正の世界」サンケイ新聞出版局
1977年 写真集「NABESAN」泰流社
1980年 写真集「アフリカの旅」自主
1981年 写真集「地球風俗曼陀羅」神戸新聞事業社 “毎日デザイン賞受賞”
レコード制作「MASAILAND」「DRY&WET」「NIGHT TRIP」
1982年 写真集「アフリカの歌」晶文社
1985年 レコード・CD制作「TIMELESS」ソニー
レコード・CD制作「ZEBRA」MGA
1988年 写真集「ZEBRA」情報センター出版局
1990年 写真集「SAKURA-COSM」扶桑社
1992年 写真集「わが心のアフリカ」ライアル・ワトソン共著 筑摩書店
1993年 ビデオ「脳の縞」Photohouse OM
1996年 CD-ROM「ZEBRA FANTASY」ハートランド
1997年 ハイビジョン監督「The SONG OF AFRICA」ソニー
1998年 CD-ROM「京の庭」デジタローグ “ニューヨークADC銀賞受賞”
写真集「宇宙のかたち 日本の庭」世界文化社
2000年 CD-ROM「マンダラ・コスモロジー」デジタローグ “ニューヨークADC銀賞受賞”
2001年 デジタルビデオ作品「ZEBRA」RESFEST2001
デジタル・フィルム・フェスティバル出展
2003年 写真集「色はことのは」末永蒼生共著 幻冬舎
2005年 写真集「BLUE LOTUS」 評言社

コレクション
ZEBRAシリーズ
東京都写真美術館、川崎市民ミュージアム
桜シリーズ
東京都写真美術館
その他 個人所蔵多数

主な個展
2023年「寒山拾得」(SYP GALLERY)
2022年「内藤忠行&佐藤仁重コラボレーション写真展」(富士フィルムギャラリー)
2022年「African風雅」(MEDEL GALLERY SHU)
2020年「桜」(MEDEL GALLERY SHU)
2019年「Blue Lotus」(MEDEL GALLERY SHU)

ギャラリーへご来場の皆様へ

1) 周辺の店舗及び住人の方にご迷惑にならないようにご注意ください。(会場入り口付近での大声、ゴミの放置、飲食など)

 

ECサイト

1)ギャラリーオープンと同時にECサイトもオープンいたします。

2)グッズ:ギャラリーと同じグッズを販売しています。(受注販売)

3)作品:すべてオンライン販売

※作品・グッズ受注生産の為、お届けまで3−5週間ほどかかります。あらかじめご了承願います。

 

購入・先着順にて

※7/22 1:00PM から販売受付開始

※EC販売期間は 7/22 ー8/20

 

会場

Anicoremix Gallery

東京都渋谷区神宮前4-28-18 カトル・バン原宿B1

info@anicoremixgallery.com

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